6月4日 防災と社会とデザイン 田中美咲
防災ガール等スタートアップで活動を行なっている田中美咲さんの講義でした。
長崎市行政職員 防災ガール Morning After Cutting My Hair スタートアップ活動
・防災ガールとは 130人(20代~30代)の専門家ではない女性によるプロジェクト
東日本大震災を 同じことを繰り返したくない
日本の活動は対処療法しか行われていない現状があった
日本では災害関連死(病死、ストレス起因)が多い
→防災をこれからのフェーズへ
旧来の避難訓練、講演会、備蓄、防災グッズにフォーカス
・防災ガールのアクション
災害にあうと4人に3人がなにもできなくなる 日本では30年中に70%の確率で3人に2人は被災する
4人に一人しか防災対策をしていない
→関東大震災から変わらない防災グッズ(変えることが面倒、変えることで責任を負いたくない)状況の改善
→文字のみ160ページの防災情報(責任逃れの情報記載)を必要な情報のわかりやすさの改善
→避難訓練の現状(応用の効かない訓練内容)をゲーミフィケーションを絡めた改善
→文科省の防衛エキスポの改善、ぎゅっとぼうさい博に(昨年600名参加から3000人超え)
→PARACODE MISANGA(ファイアスターター、ホイッスル、緊急用につかえる紐…)
遅れている日本の防災業界全体の課題への理解が広まっている現状へ
・防災ガールが起こした変化
スマホ検索1位
海辺のルールの変換 サーファーや海外客は全国移動をする→共有のオレンジフラッグ、避難ビルなどルールの設計
→民間ムーブメント型から行政を動かさざるおえない型への変化へ→海外での受賞を先にすることで取り入れさせる
備えない家 江戸時代には防災がなにもない時どう生き延びた?
→保存食、健康管理、体温調整、常に共助という姿勢を生活に取り入れる
・これから生きていく子供達に何をつないでいくか
防災ガールの話を通して、自分のもっている防災の意識、または自分の地域でおきている防災への活動について考えさせられました。現在でも各所で起きている災害に対して、今のままの方法でいいのか、自分の近所の小学校では子供達が防災頭巾の持ち運びがないことについて議論していましたが、小学校は最適な防災意識をもっているのか、防災というキーワードでいろいろな興味関心を持つことができました。
自分も世間のニュースの社会の動きを見て、変えたほうがいい、今では不十分なのではないかと思うことが多くあります。そういったことを問題として真剣に向き合って見て、スタートアップとして活動をしていくこと自分の力で変化させていくトライもしていきたいと感じました。
5月14日 地域と社会とデザイン 梶川伸二
インターソシア合同会社代表の梶川伸二さんの講義でした。
GK Design Groupでの実際のお仕事の紹介と合わせて、地域と社会のデザインについて講義をして頂きました。
GK Design Group:車、電車や環境系のデザイン
・まちづくりの5つの課題
にぎわい 都市計画 安心安全 景観 環境共生 ユニバーサルデザイン
にぎわい:イベント 住民参加のしくみなど
長屋祭り 葛飾北斎をまつる
交通都市:京都四条通における交通社会実験
環境共生:京都駅 緑化歩廊
ユニバーサルデザイン:車いす対応自動タクシー
安心安全:防災訓練の実施
景観:橋のデザイン
・デザインに必要なもの
プロジェクト:コミュニケーション力
⬆️
デザイン:デザイン力
🔼
テーマ化:課題解読力
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社会問題
地域と社会という広く携わったGKデザイングループでの活動のお話を聞かせていただいて、デザインの枠組みにとらわれない活動をしていることに深い関心を得ました。社会問題というポイントからデザインの視点を当て続けるスタイルは、対象ユーザーにしっかりと向き合い、広く受け入れられるデザインを作り出すということを感じました。
5月7日 スタートアップと社会とデザイン 先名泰明
Mistletoe(株)Producerの先名康明さんによる講義でした。
スタートアップとはなにか。スタートアップについてどういうことを考えているかをクイズのような形でお話頂きました。
・デザインってなんだろう
実現するための具体的なアイデアを創出すること
夢を実現するためにどうしたらいいか
・スタートアップって何?
未来をデザインする
・今は100年に一度の大改革の時代!
スマホ AI ナノテック
:AlphaGo Zero =Ai同士の対局だけで学習させた結果、人間をもとにしたもの以上の勝率を得た
・スタートアップ誕生・成長のプロセス
夢を持った数人が集まる→原理試作品を創る→エンジェル(利益を加味しない投資会社など)にプレゼンし投資してもらう
→会社設立→プロトタイプの製作→メンバーを増やす→ビジネスとしての検証を実施する
・どんな姿勢が必要なのか
世界は変えられるという意識「The best way to predict the future is to invent it.」未来を作りたいなら自分でつくる
課題の発見 リサーチを先に立てても、欲しいもの新しいものはできない
・どんなアクションが必要なのか?
正解はいっぱい おもしろいこと 解決したい課題を見つける
毎日がプロトタイピングの進化 完成はない 常に進化
先名さんの講義は、スタートアップをする意味がわかるものでした。スタートアップは未来をデザインするということで、今現代はAI技術などといった機械の発展が合わさった未来への転換期であるということを実感しました。実際振り返ってみると、自分の人生の中だけでもスマートフォンなど携帯デバイスは大きく進化を続けています。それを今までは自分の周りで勝手に進んでいっていたものでしたが、これからは自分が未来に向けて進んでいく時期で、そのためのいろいろな面白いことや課題に溢れている時期だということ、それを大切にして取り組んでいきたいと感じました。